2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「踏み絵」?板切れじゃん

(「踏み絵」について)板切れにキリストだかマリアだか知らないが、その種の像を描いて、それを踏めという。私なら踏む。だってただの板切れだからである。ただの板切れを踏む、踏まない、そんなことにこだわるやつは、皆の迷惑だ。狭い島国なんだから、お…

死の不可知性から逃げない

本日は恥ずかしながら、風船子の生誕記念日。しかし、この年になると、「誕生日、冥土の旅の一里塚」といった心境だ。つまり、「誕生と死」はワンセット。ということで、本日は、小生が深く共感した「あの世」論を紹介してみたい。 出典は、「他界からのまな…

難事業、フレンチレストラン

本日は「食オンチ」の風船子には珍しく、料理のお話です。知らない世界を知った驚きがあったので紹介します。 フレンチの欠点は、暗黙のうちに「差別こそテクニック」にしてしまったことだと思う。グルメなお金持ちの客ほど手厚くサービスし、そうではなさそ…

神も結局、人間ではないのか

「神は結局、人間ではないのか」。既成宗教に対する批判の基本である。柄谷は、「超越的他者」として共同体の外部にあると見えるものも、結局、内部に属していると主張し、宗教批判を展開する。文献は、「探究Ⅱ」(柄谷行人、講談社学術文庫)。 「他者」と…

「由緒正しき貧乏人」対落合博満

河出書房新社が「KAWADE夢ムック、文藝別冊」という人物シリーズを出している。このなかの「本田靖春 戦後を追い続けたジャーナリスト」を購入した。 以下は、同書所収の「名文家は話の達人でもあった」(渡瀬昌彦)からの引用。渡瀬が編集者として、…

シュール!米国の科学的異民族理解

上の写真、何を撮影した写真だかわかりますか? 蓑を着た男の後ろ姿、その横には碁盤がある。目を上にやると、束帯姿の平安貴族が笏(しゃく)を持って座っている。こちら向きで琴をひいている和服の女性は、よくみると瞳がなく白眼をむき、時代劇ホラー映画…

真夏、眩む

外に出たとたんに、まばゆいばかりの真夏の日差しで目がくらむ。暑さは体にこたえるが、同時に、真っ白な陽光は、疲れを知らずに走り回っていた子供時代の夏休みを思い出させてくれる。 昨日は仕事で信州・別所温泉に行った。上田電鉄別所線の一両編成に乗る…

左翼的知性の復権

毎回、「おかしくて、やがて、悲しき」となる「SIGHT」所収の内田樹と高橋源一郎の漫談(司会は渋谷陽一)です。今回のタイトルは、「鳩山さんが首相で、本当によかった」。 (高橋)政権交代って面白いから、代えてみよう、みたいな。で、ついに政権交…

江田幹事長、「みんなの党」を語る

参議院選挙が終わった。「自民第一党、民主大敗」の結果は、ある程度予想されてはいたが、それなりの驚きはある。 昨年の政権交代以来、国政選挙と世論が以前よりも直結している印象を受ける。民主主義の原則からはもちろん悪いことではない。ただ、同時にあ…

英大衆紙のワールドカップ評

この年になると、時差ぼけの症状が出るのに時差が生じる。まだ、なんだかボーッとしている。加えて千客万来、雑事殺到で、ブログ更新が滞っていた。 さて、今回の出張では、古巣ロンドンはヒースロー空港にトランジットのために計3時間いただけで、まったく…

なんとか無事、ヤマトへ帰還

一昨日の午後、ロンドンー成田の機中泊を最後に6日間世界一周の旅を終えました。飛行時間は計35時間、列車にも1時間乗りました。 帰国直後は、「予想よりは疲れなかった。もう一周して来いといわれれば、やるぜ」というのが実感で、翌朝も8時過ぎにアポ…