2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

仏教の平等観、家族観

「知的唯仏論」紹介の2回目は、仏教の平等観、家族観について。 (宮崎哲弥)本来の仏教は社会的平等を説く教えではない。王制も是認している。ただ、四姓制度は否定した。最上層であるバラモンは「生まれ」ではなく「行為」によってなるのだ、とブッダは説…

ムネリンがブサイク?

かつてロッテの監督を務めたボビー・バレンタイン氏が、日本とは異質な米国の内野手観について語っていた。甘いマスクのムネリンが、ビジュアルに問題あり。思いもつかない見方だった。 ―日本人野手の大リーグでの評価はあまり高くないが。(バレンタイン)…

老いと戯れる

「猫の領分―南木佳士自薦エッセイ集」(幻戯書房)に対する持田叙子による書評に反応した。 香気高い信州随筆州。土地への畏敬が全編をつらぬく。著者は、上州に生まれ信州に医師として移住した。老病死を特徴的に追う筆致には、明るく軽妙なユーモアが漂う…

「唯仏論」に学ぶ

「知的唯仏論」(宮崎哲弥、呉智英、サンガ)を読了。宮崎は、テレビ出演を生業とする「電波芸者」との印象があったが、仏教への研究的姿勢は本格的であり、驚いた。この本では、うるさ型の呉が「生徒」になり、おとなしく御高説を拝聴していた。 仏教に関す…