2013-07-31から1日間の記事一覧

「終わりの感覚」、諦念と我執のカクテル

「終わりの感覚」(ジュリアン・バーンズ、新潮クレスト)を九州出張の移動の間で読了した。 学生時代の仲間たちを土台にしたストーリーという点では、村上春樹の「多崎つくる」と共通点があるが、物語の完成度では、こちらの方が上回っていると思えた。 青…